2011年4月17日日曜日

Le Velvets@国際フォーラム終了!

昨日はLe Velvetsのコンサート@東京国際フォーラム。
足を運んで下さった皆さん、ありがとうございました!

Le Velvetsの歌声、すごくよかったですわー。声のチカラ。
それぞれが美声、5人揃うとその声ヂカラは5倍どころか何十倍に。
今後が楽しみな、とても素晴らしいライブだった!と思いました。

楽器セッティング中にベースアンプの後ろから見上げたホール。

気持ちいい眺め。

そして今回の主役、Le Velvetsの皆さんです!

・・・・あれ?

偽・ヴェルヴェッツ。
・・・あらゆる点で似てない(笑)

バンドメンバーの遠山哲郎くん、大串友紀くん、阿部篤志くん、俺、小畑ポンプさん
素敵な音楽家たち。一緒にやれて光栄でした。
今度Velvetsメンバーも交えてゆっくり酒でも酌み交わしたいです。

音楽的には、Le Velvetsはクラシック、ジャズ、ハードロックとジャンルが多岐に渡るうえ、どの曲も緻密なアレンジが施されているので、チャレンジングでした。特に圧巻は某メドレー。しびれました(笑)。日々精進!

充実した楽しい現場だったなあ。次の機会が楽しみです。





歌や音楽にはエネルギーがある。
ごはんやお金や電気とは質の違うエネルギー。
精神的なエネルギー。

もっと正確に言うと、音楽は感情のエネルギーに関係してるのだ。溜まった感情のエネルギーを解放したり、散ってしまった感情のエネルギーをかき集めて鼓舞したり。

体に必要なエネルギーは、ご飯とお金(ご飯、住居、服を買う)から。
頭に必要なエネルギーは、前向きな発想や世界観、ビジョン、会話、読書から。
感情に必要なエネルギーは、音楽や詩や踊りや絵画や彫刻や建築から。

音楽家は責任重大な仕事に携わっているのであり、やるべきことは実はたくさんあるのだなあ。でもそれは、「みんなに元気をあげる」とかそういうことじゃない。それは思い上がりというか勘違いだと思う。そうじゃなく、出発点は自分でないといけない。自分のためにやるんだ。結果として、皆に伝わるかもしれない。伝わってしまうかもしれない。だから責任重大なんだ。

自分を適切な内面の状態に持っていく必要がある。自分の体や内面をリラックス、調和させて、どこかから流れ込んで来る音楽エネルギーが滑らかに通り過ぎる回路のようになること。ミューズと人間の中継点。受信機であり増幅器であり発信器。トランスミッター。よく「聴く」こと。「演奏する」ことよりも「聴く」ことに徹する努力。能動的に(つまり意識的に)受動的になること。緩めて、聴いて、ゆだねること。

それができれば、大きな音楽エネルギーが音楽家を通って、聴いてる人にまで届くだろう。結果的に、聴いている人になにかが伝わるだろう。

難しいこと。一生の課題。でも挑戦しがいのある課題。

そんなことを思った一日でもありました。



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