2009年2月22日日曜日

無印良品的、Fender Jazz Bass!

みなさん元気ですか?

今日は楽器を紹介☆

これは愛用してる
FenderのJazz Bassです。



ベーシストやミュージシャンは「ジャズベ」って呼びます。

出会ったのは確か1996年だったかな。
当時、ヴィンテージの60年代のジャズベが欲しくて欲しくて。
でも値段的には手が届く範囲を超えてました。

で、いい音のオールドのジャズベを知人から借りて
楽器屋を巡っては弾き比べを繰り返してました。

いい楽器、整った楽器は多いし
弾いたときは「おお、いいかも」と感じるんですが
オールドと弾き比べたとたん、
「ああ、全然違う‥‥」
言葉で説明するのは難しいですが
一言で言うと「行儀がいい音」の楽器が多かった。

そんな中出会ったのがこれ。
普通にFender USA現行品の62年モデル。
それは他の店でも何度か弾いたし、
悪くはないけど「違う」のはもう分かってた。

けど、なぜか弾いてみたくなって弾いた。
そういうもんですよね。
これが「いい音」じゃなかったんです。
「荒々しい音」がちゃんと出る!
この「荒々しさ」が欲しかった!

店員さんに話を聞くと
ピックアップがVanzangdのにリプレイスされ
さらにコンデンサもヴィンテージのオイルコンデンサに取り替えられているとのこと。
こういうパーツ交換系の世界は
首を突っ込むと上限がないと思って
いまだに自分ではなにもしないんですが
とにかく自分の出したい音が出る楽器に出会えて
すごく嬉しかったのをいまでも覚えてます。



バンドやサポートでも出したい音が出せて満足だったし
いろんな人に「いやー太い音するねー!」と褒められた。

しかし。
ネックがいつも不安定でした。
そしてついにその日が。
たしか2001年だったか、とうとうだめになってしまいました(涙)。
トラスロッドの調整ではもうどうにもならないと。
で、まだ代々木駅近くにあったころのラフタイムさんで
ワーモスのネックに交換していただいた。

だからヘッドにはFenderのロゴなし。



どこに持っていっても、
「それ、どこの?」と聞かれます。
最初はそれが面倒で、
フェンダーのシール貼っちゃおうかと思ってた。
でも、これが会話のきっかけになるならいいな、
と思い直し、以来このまんま。無印良品です。

(追記2/23)
ネックがダメになった理由は主に3つ。
(1)もともと不安定ではあった。
(2)ぼくのネック調整の知識・経験・技術が不足していた。
(3)いちいちネックを外さないと調整できないのが面倒で、つい怠りがちに。
この(3)を解消すべく、ネック交換依頼時に
ネックとの継ぎ目のトラスロッド部分のボディに穴をあけてもらった。
このおかげで、ライブ直前でも簡単にネック微調整ができて重宝してます!
(以上追記でした)

なぜその店にしたかというと
ネックの修理先と平行して
代わりになる楽器を、しかもメインとなりうる楽器も探していたんですね。
いろんな楽器を弾く中で
ラフタイムさんで弾いたFoderaのEmperorの5弦に
参ってしまったのです。

それまでも何度もFoderaの試し弾きはしてたのですが
あまりピンと来たことはなかったんです。
でもその楽器は違ったんですね。

5弦の鳴り、太さ、クリアーさも感動したし
そして1弦から5弦まで、開放弦から24フレットまで
音色、押弦の感じなどすべてにおいて統一感、一貫性があったんです。
やべー!と思いました。
これについてはまた別の日記で。

で、ネックの握り具合は今までのネックと同様に、
ナットの高さをそのフォデラと同じ感じに、
というオーダーをしてみたわけです。



できあがってみると、
グリップ感や押弦の感じはイメージ通り!
素晴らしい。
音ももっと好みの音になったし
何よりネックは強くて安定してる。
ほんとにありがとうございました。
残念ながらそのリペアマンの方は
もうそこにはいらっしゃらないのですが‥。

それ以来、幾度となくいろんなツアーやライブやレコーディングで活躍してくれてます。
13年以上も弾き続けてるのもあるし
自分に一番しっくりくるネックのセッティング、
弦のアクションを見つけたってのもあると思うけど
本当によく鳴ってくれます。
ぼくの中で聞こえている音とほぼ同じ音が出るようになってきました。

これからもよろしくな!
そんな大切な相棒の紹介でした!