よく、音楽には三つの要素がある、と言われます。
リズム、メロディ、ハーモニー(和音)です。
僕としては、それら三要素に加えて、アーティキュレーション・音色・音響なども重要な要素だと思いますが、それはさておき、それら三要素のうちメロディとハーモニーにもリズムは関係しています。
そもそも音楽は時間の流れに沿って表現される芸術です。絵画は「平面の芸術」であるように、音楽は「時間の芸術」だと言ってもいいと思います。
時間には周期があり、周期とはリズムです。
ということは、「音楽はリズムの芸術」と言い換えてもいいかもしれません。
時間が進んでメロディが動き、
時間が進んでコードが変わる。
時間が進む限りそこにはリズムがあります。
あまりリズムを強調していないような音楽にも、
リズムはあります。
鼻歌でメロディを口ずさんだだけでも、
そこにはリズムがあります。
つまり、リズムは音楽の「土台」であり
「骨格」なんですね。
そして、どんな分野でも土台はとても大事です。
たとえ目立たないとしても、です。
〜 石村順『ベーシストのリズム感向上メカニズム』より 〜
『ベーシストのリズム感向上メカニズム』
石村順・著 リットー・ミュージック刊

以下、読者の方からのコメントです。(Amazonコメント欄、Twitterツイートより抜粋)
「今までとはまるでちがう教則本で驚きの連続です」励みになるコメントの数々に感謝です。リズム感向上の"考え方"と"練習のやりかた"がぎっしりつまった本です。320ページ、CD2枚付き。ぜひお手元にどうぞ。
「今まで見てきた教則本の中で一番ためになる」
「正に目から鱗の連続で、自分の考えをさまざまな角度から裏付けしてくれているような内容。・・・(中略)・・・ 本書はタイトルに「ベーシスト」とあるから、他の楽器奏者はスルーしがちだが、絶対に読むべき内容が詰まった一生付き合えるバイブルである。」
「言葉では説明しにくい内容を分かりやすく丁寧に表現されています。私にはコンセプト編から、目にはうろこの内容がいくつかありました。」

