ブログ維持するぞ第二弾
先週土曜11/27は吉祥寺のStarpine's Cafeにて
塩谷達也が率いるゴスペル・クワイヤー ALL4ONEのチャリティ・ライブ。
1階席も2階席いっぱいで満員!
実を言うとゴスペル・クワイヤーと一緒に演奏するのは初めて。
一言で言うと素晴らしかった!
クワイヤー素晴らしい!またやりたい!
大勢が一緒に歌うとなんともいえないエネルギーが場を満たしていく。
人の声ってほんとに最高の楽器だと思うけど
それが何十人分も合わさると、それはそれはすごいエネルギーに。
知らない方のために簡単に説明すると
塩谷達也はゴスペル界では結構名が通ったシンガーで
ロングセラー「ゴスペルの本」の著者であり
俺がデビューしたLOVE CIRCUSのボーカルでもあります。
LOVE CIRCUSは長らく活動休止状態だったけど、
この夏の8月に逗子海岸で久しぶりにライブ。
今回はラブサーカス名義ではなかったけど、
実質的には塩谷達也(vo)、佐藤"フィッシャー"五魚(key)、
そして俺の3人が揃った。
そこに、ドラムの松本直樹さんと
ピアノの永井開(ひらく)くんを加えた
5人で演奏。これがまた楽しくって。
松本直樹さん
彼のドラム、1回だけやったリハの最初の一音から、
「ん?・・・これは」と思ったことが。
演奏を聴くにつれその思いは強まったのだけど、
失礼だといかんと思って言わずにいたのですが。
ポンタさんを彷彿とさせるのです。
タイム感の絶妙さや、ダイナミクスの豊かさや、
指揮者を見ているかのような流れるようなスティックさばき。
ずっと一緒にやってたんですから分かる。同じ匂いがする。
もう「ここしかないでしょ!」というポイントに
スネアがばしっと決まる。快感です。
日本刀の達人が切るとこんな風なのでは、という切れ味。
そしたら実は直樹さんはポンタさんがヒーローだとのこと。
さもありなん!
誤解されぬように書いておかねばだけど
ぜんぜん表面的な真似とかではなくて、
タイムの捉え方とか繊細なニュアンスなど
本質的な深い部分を継承しつつオリジナルな演奏になっている所が
ほんとに素晴らしい。
普通にやったら普通にぴたっと合う。
これ、一緒にやっていてホント気持ちがよくて。
演奏中、何度も振り返っては目が合い、ニヤリ。
最高ですね。会ったばかりなのに、音で心が通じ合う。
音楽最高。こんな感じ。人柄も温かくナイスな兄貴!
12/12にもゴスペルのライブでご一緒できるので
めっちゃ楽しみ。今後もいろいろ一緒にやれたらいいなあ。
もう少しにこやかなw写真が直樹さんのブログにあります。
しかも嬉しいこと書いてくれてます(涙)
ピアノの永井開くん(弾いてるフリ中w)
彼はまだ若いのに
ゴスペル・フレイヴァー全開!という珍しいピアニスト。
とても23とは思えない大人びたフレーズを
随所に入れて来て何度もニヤリとしてしまった。
そのたびに振り返って目を合わせようとすると、
なぜか照れたように目をそらされる。なぜ(笑)
そして五魚さんはエロいオルガンプレイ全開。
ゴスペルなのにエロくていいのか。いいんです。
んで肝心のクワイヤー
All4Oneは塩谷が教えているゴスペルスクールの生徒達。だけどもう10年以上活動を続けていて、もはや立派なグループですね。いわゆるプロのシンガーはいないけど、そういうことはどうでもよくて、彼ら彼女らが歌に魂を込めて歌い続けてるってことが素晴らしい。日本にゴスペルが浸透してきていることについては上述の塩谷著書にもいろいろ書いてあるけど、「ゴスペル」というネーミングやジャンル分けに囚われずに、こうして草の根的な音楽活動がどんどん増えてくといいなあと思う。俺はカラオケ行かないけど、きっとカラオケに行く人たちは楽しいんだと思う。でも、こうやって一緒に大勢で歌うこと、生のバンドと一緒に歌うこと、一緒に音楽を作っていくことで経験できるある種の至福な状態は、きっとカラオケでは得られないのじゃないかなあ。
先日のKくんの武道館ライブを見て感動したけど、それは彼の歌が上手いとかそういうことよりも、魂に触れる感じがあるからだと思う。昨日発売のK-BESTに入ってるDVDは、ネタバレになるといけないので詳しくは書けないけど彼のルーツを訪ねる感じで、なぜKくんの歌が胸に響くか、なぜ彼が人望があるのか、ということの一片が見えるかと思う。人とのつながりって本当に素晴らしいし大事にしたい。そのためには自分を磨くこと。肝に銘じねば。
今回のゴスペル・ライブといいKくんのライブといい、なんだか胸の奥底に響く音楽に触れることが多くて嬉しい。そのために音楽やってんだしな!
こんな気分。
リハの時にクワイヤーメンバーの方々からいただいた差し入れのクリスピークリーム。
かわいい。けどガブッと食ったけどw